カメレオンの飼育法


マダガスカル
パンサー カメレオン

 学名  Furcifer Pardalis
 英名 Panthert Chameleon 

産地 Republic of Madagascar  マダガスカル共和国 

生息地Map

Panther Chameleon 解 説
 主なローカリティー

ノシ べ島
アンバンジャ
サンバーバ
ディエゴシュアレズ
ピンクパンサー
  (アンカラミー)
マロアンツェトラ
タマタブ
■ セントマリーアイランド
  (ノシ ボラハ島)
ピカソ
マンガ
アンダバ

 マダガスカル原産でカメレオン界のスター☆大人気のパンサーカメレオンです。
 生息する地域により多くの色彩変異を見せ、流通名を区別する事が出来る爬虫類
も珍しいものです。青系は基調色をグリーンからブルーとする個体群です。赤系は、
興奮時にグリーン系の体色をオレンジ〜赤まで変化させます。
 最近国内繁殖された個体の流通が多くなり、それも産地別に販売されています。
本種は幼体から育て上げる事も比較的易しい為、今後もカメレオン飼育の中心となる
事でしょう。


※補足
 本種は、数多くのローカリティーが知られており、それぞれに産地名や商品名が
付けられています。亜種と言うことではありませんから、飼育下で交わる事があり
ます。また、品種改良していく場合は赤系をより赤く、青系をより青くする改良方向で
行われるかも知れません。
 しかし、爬虫類の中でも本種の場合は、地域ごとのローカリティーを尊重すると
言う流れが主流であり、繁殖させる時ではペアの産地をそろえる飼育者が殆どで
す。
 そのような事情もあり、地域での色彩がかなり異なる本種は多くの流通名で販売
され、自分の好きな産地の個体を飼育する事が可能です。
 

 飼育法 基本的な飼育について解説します
飼育温度
・22℃〜32℃(日中)  ・ 15℃〜22℃(夜間)  
 夏場と冬場は基本温度を変えても良いが、夏季以外はホットスポットを要する。

生息環境が、山間部ではなく海岸線に沿っている(※カメレオンのすべて参照)
本種は、温暖な気候を好み暑さと多湿には強いようである。また、寒さにも耐性
があると言う大変丈夫なカメレオンである。
 しかし、出来る限り暖かめの環境で飼育してあげるべき種であり、暖かさを好み
寒さには耐えられる・・と理解しておくとよい。低温低湿な環境は好まない為に、
温度管理はしっかりしてあげると、調子を落とさず飼育できる。

湿度
1日に最低1回は、ある程度の湿度を霧吹きで提供する(早朝、夕方に実施)。
蒸れないように通風に配慮する。1日中多湿な環境は避ける。

エサ
アゴの力が強く、食用旺盛な個体が多い。成体であれば大き目のフタホシコオロギも
難無く食べてくれる。

主なエサは・・フタホシコオロギ、イエコ、シルクワーム、バッタ類等。

飲み水
新鮮な飲み水を毎日与える。ドリップ式やブクブクでも良いが、朝夕の霧吹き
は欠かさないようにしたい。



パンサーカメレオンの品種 (※この場合はペットトレード上の流通名と言うことにする)


ノシィ・ベ


Nosy-Be ♂



アンバンジャ


Ambanja 国内繁殖された若いオス(自家産)

 

タマタブ


Tamatave 




ピンクパンサー


Pink Panther ♂

Pink Panther ♀


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